時を越えた琥珀
サイズ: ノット可動(42cm~60cm)
重さ: 12.8g(琥珀シルバーも含む10.6g)
形状: 古琥珀/オールドアンバー
産地:ネパール山岳地方で使用されていたもの(交易品としてバルト地方からやって来たとされる)
ビーズ仕様:シルバー付き古琥珀x1
紐色:ブラウン
スパイキーのお勧め度:★★★★
琥珀(アンバー)質:?
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビよりこだわり天然石の解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
お馴染みのターコイズと赤珊瑚、これらに並んでチベットの三種神器といえば、これ!アンバー(琥珀)です。 しかしながら日本の市場ではターコイズと珊瑚ほどの認知度や人気が無いのが琥珀。 実はターコイズや珊瑚よりも圧倒的に絶対数が少なく、希少なものなのです。 琥珀は樹脂が地中で長い年月を経て固形化したものでして、虫入りの琥珀などが良く知られていますね。 このコハクですが、チベットでも古くから貴重品として人々に愛用されてきました。 山珊瑚同様にチベットで琥珀が取れるという話はありますが、実際のところは交易品として200−300年前にバルト地方やロシア方面からやってきたものだと考えられます。 現在でもバルト・ロシアからは多くの琥珀がネパール・チベットへ流れてきております。 もちろんこれら新しいものも「チベタンオールドアンバー」として市場で出回っておりますので注意が必要です。 スパイキーでは古い時代にチベットへやってきて、現地で愛用されてアンティーク品となったもののみをチベタンアンバーだと考えております。 これらチベタンアンバーには虫入りはほとんど存在せず、多くが不透明です。 また何百年という通年使用により、汚れ等で表面がオレンジ色を帯びているのが特徴です。 珊瑚やトルコ石同様に大きなものほど値打ちが上がりますが、数が少ない為、当店ではグレード評価は行っておりません。 汗や水、油分に強くないので服の上からの着用が良いでしょう。
でかい!久々にデカ琥珀に出会いましたのでつい手が伸びて仕入れてしまいました。 しかもシルバーがついているのが格好良いのです。 このシルバーも随分昔に付けられたと推測されますので、恐らくは純度が低い50-70%程度の銀でしょう。 誰かが外そうとしてアンバーの表面が傷ついている部分も見られますが、これもこのアンバーの持つ歴史なのです。 一部には昔に剥離された部分もございますが、そこから内側の鮮やかな黄色が覗いております。 ちなみにこちらは最終的に業者に回ってきたときに使っていたのはネパールの山岳民族とのことです。 チベット系民族の暮す山岳地帯では、チベット同様にターコイズや珊瑚、琥珀が好まれます。 愁々と流れゆく時と人の営み、そして少しの優しさを感じさせる素晴らしい琥珀だと思います。 上記にもございますが、チベットの古琥珀はトルコ石や珊瑚より希少です。 高額ですがお勧めです。
【 3つのマイナス要素 】
‐琥珀は汗(酸)や油分に弱いです。 なるべく服の上に着けるようにしましょう。 また琥珀は強度もあまりありませんので、大きな衝撃にはご注意ください。
‐表面の茶色やオレンジ色はいわゆる「汚れ」ですが、磨いてしまわない方が味です。