ホワイトマーブル
腕回り:13.1-15.6cm向け
ゴムの長さ:強ゴム17.6cm
ゴムの太さ:1.0mm
重さ:17.8g
形状:天然ヒマラヤ産マーブルアメジスト
ビーズ仕様:マーブルアメジスト玉8mm~8.5mm玉x22
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ヒンドゥン地域
スパイキーのお勧め度:★★★★
サイズ調整:不可
接着:あり
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビよりヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左記ナビよりご参照ください。
【 スパイキー解説 】
すでに産出は全くなく、ストックも尽きてしまったヒマラヤ産のアメジスト。 ラストを削ってからどのくらいの時が経ったでしょうか。 それが何故今頃また? 時々持っている人間がいるのですよね。 今はおじいさんになってしまったような古い業者や古くからやっている業者の在庫を漁ると稀に見つかる事があるのです。 こちらと006番のブレスレットはそのようにして発見された1つの原石から削り出したものになります。
こちらのマーブルアメジストはかなり薄めの色合いになります。 しかし最も典型的だったヒンドゥン産のアメジストはまさにこういうタイプでした。 白濁した水晶の中にカラーゾーニングやファントム層のアメジストが見られるのです。 見方によっては白と紫色でキュートな色合いですよね。 特にゾーニング(色の境界)がはっきりしているものは、バイカラーのように見えて面白いものです。 清涼感があって可愛らしいブレスレットになりました。
しかし何度も解説に書いている通り、ヒンドゥン産はすでに絶産ですし、随分以前に掘られていた鉱脈になります。 今となってはどの程度の規模だったのかもわかりません(ネパール鉱物協会の資料には産出の記録がありますが、書いてあるのは「かつて産出があった」という事のみです) もちろん私が現地で業者を回って探し出しているものですが、それが本当に「ヒマラヤ産」なのかを証明する手立てもないのです。 解析をしようとも、ヒマラヤ産アメジストにのみに現れる数値なんて存在しないですからね。 まあ…ヒマラヤ産だと信じてご購入頂くしかないです。 泣いても笑ってもこれで本当に最後のマーブルアメジストです。 いや、もしかしたらまたこのように見つかる場合も考えられますが、可能性は限りなく低いです。
【 3つのマイナス要素 】
‐手で削っているので○が曲がっていたり、ドリル穴が中央を通っていないものもございます。
‐アメジストは強い光に弱いです(退色します) 保管の際は直射日光は避けましょう。
‐アメジストとして評価した場合、このアメジストにはお値段ほどの価値は無いと思います。 ヒマラヤ産は採掘の大変さや産出が付くない事(今は絶産)、工賃の関係からどうしても高くなってしまうものであり、その価値は「ヒマラヤ産」である事にございます。 ですが、その「ヒマラヤ産」さえもそれを保証する手立てがないのが現状です。 以上をご了承のうえでご検討下さい。