withトルマリン
サイズ:約4.5cm x 3.0cm x 2.0cm
重さ:60.0g
特徴:アクアマリン原石、母岩(長石、白雲母、石英)付き、ショールトルマリン共生
産地:タプレジュン地区カンチェンジュンガ山イカブサンサブ地域産
グラム辺り:1050円
スパイキーのお勧め度:★★★
※アクアマリンに関する記述は左側ナビのその他ヒマラヤ産天然石の解説にございます。
【 スパイキー解説 】
ヒマラヤのアクアマリン…その響きだけで心地よいです。 良いものは超高額となり、実はヨーロッパでも蒐集家の間では大人気です。 しかし中クラスの質のものになると以前より若干値段が下がっております。これは鉱山が広がった(鉱脈が発見された)ためだと思われます。 最近ではヒャクレイ地域での採掘も聞かれますが、真相のほどはわかりません。 産出量の少なさに採掘の困難さも加わり、相変わらず希少な事には変わりありません。
※ヒマラヤ産アクアマリンにはグレード表記を設けておりません。 産出量も圧倒的に少ない為、例が少ないということと多くの未確認情報がありますので、グレードの判別が困難です。 しかし単純に1.天然で色が濃い、2.透明度・透過性が高い、3.綺麗な6柱結晶であるほど良いものだとお考えください。 また現地でも産地により値段に差があるようですので、そのあたりも要調査事項となっております。 ※メルマガ第20号(11年5月末日発行もご参照ください)
この産地らしい原石結晶です。 この地域では概してアクアマリン・水晶・トルマリン・長石・白雲母・ガーネットが個別もしくは共生している状態で産出します(そもそも世界の多くの地域でも同様の産状ですが) しかしここまで見事にショールトルマリンがクロスしているのは大したものです。 アクアマリンの内部は残念ながらクラック質で白んでおります。 その仕業か、色が濃いのは褒められるべき点でしょう。 ショールのトルマリンも、カンチェンの最高質のものに見られるほどの照り艶には欠けますが、セロリのような縦線もしっかりとしており、それなりの艶やかさが見られます。 そしてそれらを覆うような動きのある長石群…これぞ鉱物!といった表情が伺えます。 こういうものほど鉱物コレクションに適しておりますね。 カンチェンクロス鉱山ではありませんが、いつまた現地でまたいつ高騰するかわからないのですし、いつこの地域からの産出が無くなるか不明ですので今のうちが買い時です。
【 3つのマイナス要素 】
‐トルマリンの先端が針のように鋭利ですのでお気を付け下さい。
‐母岩の一部などが細くなっておりますので、お取り扱いにはご注意ください。