濃密クロス
サイズ:バチカン下より 2.9cm
重さ:5.7g
特徴:アクアマリン原石、霧状のもや(カンチェンクロス)
産地:タプレジュン地区カンチェンジュンガ山イカブサンサブ地域産
銀タイプ:フィルグリ
スパイキーのお勧め度:★★★★
※アクアマリンに関する記述は左側ナビのその他ヒマラヤ産天然石の解説にございます。
【 スパイキー解説 】
ヒマラヤのアクアマリン…その響きだけで心地よいです。 良いものは超高額となり、実はヨーロッパでも蒐集家の間では大人気です。 しかし中クラスの質のものになると以前より若干値段が下がっております。これは鉱山が広がった(鉱脈が発見された)ためだと思われます。 最近ではヒャクレイ地域での採掘も聞かれますが、真相のほどはわかりません。 産出量の少なさに採掘の困難さも加わり、相変わらず希少な事には変わりありません。 結晶が綺麗なものは当然削ることもありませんので、カットに回すことのできるアクアマリンは少ないといえるでしょう。 稀にこのように削れますが、丸玉にもなれば本当に少しずつしか削れませんので、本当にヒマラヤ産だと思われるものであれば手に入れておいて損はないでしょう。
※ヒマラヤ産アクアマリンにはグレード表記を設けておりません。 産出量も圧倒的に少ない為、例が少ないということと多くの未確認情報がありますので、グレードの判別が困難です。 しかし単純に1.天然で色が濃い、2.透明度・透過性が高い、3.綺麗な6柱結晶であるほど良いものだとお考えください。 また現地でも産地により値段に差があり、カンチェンクロスの鉱山出身は質も最高ですが値段も高額、現在閉山と見られます。 現行の鉱山はカンチェンクロスを産した鉱山に比べると随分と割安となります。
これが伝説のカンチェンクロスの鉱山から来たクロスのあるアクアマリンです。 どうです、見た目からして他を圧倒する孤高の存在だと思いませんか? まず透明な部分の透明度と透過性が極端に高い事、そして色が新鉱山ものとは根本的に違います。 これぞアクアマリンというブルーを帯びた濃い色合いなのです。 その透過性と色の濃さは写真からもお替わり頂けると思います。 そしてこれでもかといわんばかりのカンチェンクロス(交差)。 濃密過ぎてわかり難いかもしれませんが、白靄部分がすべて××××になっているのです。 そう、これがカンチェンクロスと名付けた由来なのです。 ここまで濃密なカンチェンクロスはこれ限りです。 随分と以前に作ったものを放出しちゃいます。 とことん「ヒマラヤ産・カンチェンジュンガ山」を追求するならば、やはり欲しいのはカンチェンクロスの鉱山のカンチェンクロスですよね。 しっかりポイント生成しているのも評価すべき点でしょう。
【 3つのマイナス要素 】
‐強いて言うならば銀細工のいぶし銀加工が濃すぎたのが残念なところでしょうか。