大アクアマリン
サイズ:バチカン下より 2.8cm
重さ:10.0g
特徴:アクアマリン、カット加工
産地:タプレジュン地区カンチェンジュンガ山イカブサンサブ地域サンサブ鉱産
銀タイプ:ジャリ(透かし彫り)
スパイキーのお勧め度:★★★
※アクアマリンに関する記述は左側ナビのその他ヒマラヤ産天然石の解説にございます。
【 スパイキー解説 】
ヒマラヤのアクアマリン…その響きだけで心地よいです。 良いものは超高額となり、実はヨーロッパでも蒐集家の間では大人気です。 しかし中クラスの質のものになると以前より若干値段が下がっております。これは鉱山が広がった(鉱脈が発見された)ためだと思われます。 最近ではヒャクレイ地域での採掘も聞かれますが、真相のほどはわかりません。 産出量の少なさに採掘の困難さも加わり、相変わらず希少な事には変わりありません。 結晶が綺麗なものは当然削ることもありませんので、カットに回すことのできるアクアマリンは少ないといえるでしょう。 稀にこのように削れますが、丸玉にもなれば本当に少しずつしか削れませんので、本当にヒマラヤ産だと思われるものであれば手に入れておいて損はないでしょう。
※ヒマラヤ産アクアマリンにはグレード表記を設けておりません。 産出量も圧倒的に少ない為、例が少ないということと多くの未確認情報がありますので、グレードの判別が困難です。 しかし単純に1.天然で色が濃い、2.透明度・透過性が高い、3.綺麗な6柱結晶であるほど良いものだとお考えください。 また現地でも産地により値段に差があり、カンチェンクロスの鉱山出身は質も最高ですが値段も高額、現在閉山と見られます。 現行の鉱山はカンチェンクロスを産した鉱山に比べると随分と割安となります。
大きいですね、大きいです。 なんと10グラム!(銀細工を除くアクアマリンは約8g) 小振りな結晶が多いヒマラヤのアクアマリンですので、この大きさに削れた事だけで有難いのではないでしょうか。 大きさの割には全体的な透明度や透過性も高く、その透明度の割には色もそこそこ濃いという、何とも抜け目のないアクアマリンではりませんか。 清涼感漂う薄水色は暑い季節にもぴったりですが、透かし彫りの美しい銀細工が清涼感を益々助長しております。 胸元での存在感も抜群となる事でしょう。 ちなみにこのアクアカボションもキャッツの出る原石から削られたものです。 ほとんどキャッツアイ効果は見られませんので、アクアマリンキャッツアイとは判定しておりませんが、光に翳せばうっすらとシャトーヤンシーも確認できるかもしれませんよ。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立つマイナス点は特にありません。