グリニッシュブルー
サイズ:バチカン下より 2.4cm
重さ:5.5g
特徴:アクアマリン、鉄分浸透、カット加工
産地:タプレジュン地区カンチェンジュンガ山イカブ・サンサブ地域産
銀タイプ:涙型用デザイン
スパイキーのお勧め度:★★★
※アクアマリンに関する記述は左側ナビのその他ヒマラヤ産天然石の解説にございます。
【 スパイキー解説 】
ヒマラヤのアクアマリン…その響きだけで心地よいです。 良いものは超高額となり、実はヨーロッパでも蒐集家の間では大人気です。 しかし中クラスの質のものになると以前より若干値段が下がっております。 これは鉱山が広がった(鉱脈が発見された)ためだと思われますが、数年経った2011年以降はまた産出が途絶えている状態が続いております。 採りきってしまったのか、掘っていないだけなのかも現状ではわかりません。 とにかく供給不安定でわからない事が多いのもカンチェンジュンガのアクアマリンなのです。
結晶が綺麗なものは当然削ることもありませんので、カットに回すことのできるアクアマリンは少ないといえるでしょう。 稀にこのように削れますが、丸玉にもなれば本当に少しずつしか削れませんので、本当にヒマラヤ産だと思われるものであれば手に入れておいて損はないでしょう。
少々グリーン色を帯びたアクアマリンの涙型。 実はコレ、最近削ったものではなく随分以前に削ったものです。 在庫に見つけたので現地に持ってゆき、先日銀加工を施してペンダントにしました。 残念ながらアクアマリンの爽快なブルー…というわけではないのですが、ややグリーンの様なこの色合いもチャーミングなものです。 褐鉄鉱を含んだ溶液がクラックより染み込んで黄色・オレンジ色を生み出しております。 この褐鉄鉱もグリーンに見えるひとつの要因となっているようですね。 シンプルな銀細工ですが、バチカンに細かな装飾を施しております。 その為、アクセサリーとしての存在感もなかなかなものなのです。 暑くなってくるとこういう色のペンダントが欲しくなると思いませんか。
【 3つのマイナス要素 】
‐横にクラックが走っております。 日常着けしていて割れる事は無いと思いますが、少々お気を付け下さい。