ラムジュン・ラルケイ産クラスター
ラムジュン・ラルケイ産クラスター
サイズ:約7.0cm x 10.0cmx奥行8.0cm重さ: 128g
特徴:コーティング水晶・ゴールデンヒーラー(鉄やマンガン等の皮膜)、虹、黒い点状の付着鉱物、クラスター
産地:アンナプルナ地区ラムジュン・ラルケイ地域
グラム辺り:210円
スパイキーのお勧め度:★★★ ※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。 【 スパイキー解説 】
お待たせしました、新産地。 旧別館のように「新産地・レア産地」のみを独立して切り離しました。 何故なら最近はやたらと「新しい」産地の水晶が多いからです。 もちろん真雁のほどはわかりませんが…いずれにせよ最近は水晶の出る地域で採掘が活発なのは明らかです。 こちらのゴールデンヒーラータイプはアンナプルナ山域に属するラムジュンという地区からやってきます(村人の話では山の名前は「ラルケイ」だそうですが、現在調査中です) 実は数年前から産出が確認されておりましたが、近年規模が拡大したようです。 この黄色のボディ、そして表面に浮かぶ虹。 この現象は気体に取り込まれた微細な鉄やマンガン等の鉱物が物凄い熱や圧力により表面に付着したものだと考えられます。 ティプリン産に見られるオレンジの水晶は、水晶が鉄を含んだ水分に浸された事により乾いてから鉄分が表面に付着したものです。 これとは若干異なるのかもしれません。 最近天然の石の表面に金属を蒸着させて虹がみえるアクアなんちゃらがありますが、それに近い現象が脈の中でも起こったのかもしれません。
ラルケイの水晶にはこのような皮膜によるゴールデンヒーラータイプが多いのは確かですが、かといって綺麗なものがたくさんあるか、と言われたらそういうわけではございません。 私が2011年9月に最初にやってきたラルケイ産を見た印象では、全体的に形状も整っており、美しいクラスター形状を持つものが多く全体的に「可」な採掘地だと思います。 しかし皮膜のコーティング水晶は決して多くありません。 皮膜は見られますが、虹が見えないもの等も多いです。 新しい産地ですので、継続的に産出があるのか、どの程度の規模なのかなど…不透明な部分が多々ありますので、産地コンプリートを目指すならば一旦抑えておいた方が良いでしょう。
そうです、ラムジュン・ラルケイ産の中にも全く皮膜が見られないごく普通の(?)単結晶やクラスターも見られるのです。 ご覧の通り、これもラルケイ産なのです。 しかしゴールデンヒーラーの面影は残しており、透明というよりもやはりうっすらと黄色/オレンジ色なのです。 何となく虹が見えるような面もありますが、ボワッと浮かび上がるほどの虹は確認できません。 しかし、最もネパール産ヒマラヤ水晶クラスターとして名の通っているカンチェンジュンガ産は流通が滞っている状態です。 それを考慮するとラルケイのクラスターは産出が安定するのであればカンチェンにとって代われるのかもしれません。 ひとつひとつの結晶が大きく、透明度も高い、更には黄色の織りなす独特の温かみを感じます。 個人的にはこちらのラルケイ産のほうがカンチェンより好みなのですが皆様は如何でしょうか。 128グラムもありますので、なかなか大きいといえます。 浄化用としてクラスターをお使いになるのであれば、ブレスレットは一番大きな結晶に上手い事引っ掛かります。 ペンダントやリングであれば難なく乗せることができるでしょう。 【 3つのマイナス要素 】
‐一部のポイントや面に小さな剥離が見られますが、気になるほどではありません。
‐裏面の細かい付着鉱物はとれやすいかと思いますのでご注意ください。