ラムジュン・ラルケイ産上品ゴールデンヒーラー
サイズ:約6.0cm x 4.0cmx奥行4.0cm
重さ: 40.0g
特徴:コーティング水晶・ゴールデンヒーラー(鉄やマンガン等の皮膜)、クラスター、黒点状付着鉱物
産地:アンナプルナ地区ガネーシュヒマール山ラムジュン・ラルケイ地域
グラム辺り:210円
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
こちらのゴールデンヒーラータイプはアンナプルナ山域に属するラムジュンという地区からやってきます(村人の話では山の名前は「ラルケイ」だそうですが、現在調査中です) この黄色のボディ、そして表面に浮かぶ虹。 この現象は気体に取り込まれた微細な鉄やマンガン等の鉱物が物凄い熱や圧力により表面に皮膜を作ったものだと考えられます。 ティプリン産に見られるオレンジの水晶は、水晶が鉄を含んだ水分に浸された事により乾いてから鉄分が表面に付着したものです。 これとは若干異なるのかもしれません。
ラルケイの水晶にはこのような皮膜によるゴールデンヒーラータイプが多いのは確かですが、かといって綺麗なものがたくさんあるか、と言われたらそういうわけではございません。 私が2011年9月に最初にやってきたラルケイ産を見た印象では、全体的に形状も整っており、美しいクラスター形状を持つものが多く全体的に「可」な採掘地だと思います。 しかし皮膜によるゴールデンヒーラータイプは決して多くありません。 皮膜は見られますが、虹が見えないもの等も多いです。 新しい産地ですので、継続的に産出があるのか、どの程度の規模なのかなど…不透明な部分が多々ありますので、産地コンプリートを目指すならば一旦抑えておいた方が良いでしょう。
イエロークリスタルとでも呼びたくなってしまうような癒し系黄色の美人水晶です。 うっすらと皮膜が形成した事により、色合いもやんわりうっすら上品に仕上がったのでしょう。 脈の中に職人がいたとしか思えない。 残念ながら虹はあまり見られませんが、光源や角度によっては、これまた上品な虹の出現を拝むことができるでしょう。 写真に捉えることは出来ませんでしたが、実際手にした方は小さくて長細いほうの正面の面に注目して虹の出現を探してみて下さい。 このクラスターの形状も絶妙ですね。 コロンとして愛嬌のある大きな水晶に隣り合っていくつかの小さな水晶が寄りあっております。 この感じの可愛らしさはどうにも文字には表し難いです。 個人的にお勧めな★4つ付けちゃいました。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立つマイナス点は特にありません。






