ロルパ産クラスター・ガツン
サイズ:約6.0cm x 5.5cmx奥行6.0cm
重さ: 144g
特徴:クラスター形状(群生水晶)
産地:ロルパ地区ルクム地域産
グラム辺り:105円
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
また新しい水晶です。 ネパールの西の方でも水晶や鉱物は採れるのです。 こちらはロルパ地区からやって来たクラスター(群生)タイプの水晶です。 ロルパはドラバイトの産地として有名なジャジャコットの東の隣、アンナプルナと一緒にされがちですが、アンナプルナ政府保護区からは随分と西に外れております。 ロルパは行政区画ですが、ルクム?というのが地名もしくは鉱山近くの村名前かもしれません(現在調査中) ちなみにこのロルパ、私も存じておりませんでしたが毛派運動の始まりの地だとか。 そうえば10年以上前にカトマンズに居た頃、「西の方でなにやらマオを語る連中が騒いでいる」という話が出たしたのを覚えております。
そんなロルパ産水晶ですが、見るからにガネーシュヒマール地域とは脈が違うようで、カンチェンジュンガのタイプに近いと言えるでしょう。 大小様々な結晶が群生に集まり、表面はややすりガラス状である事が多いようです。 カンチェンジュンガほどスカッと透明感があるわけではありませんが、穏やかな輝きであり、形状は面白いものがちょこちょこ見られます。 角ばったカンチェンと違い、ムッソハビット(ミラー水晶のように鋭角に倒れ込む2面)を持つ水晶も確認しております。 この種の大きな群生水晶が採れる脈は概して大きいものですが、採掘が活発なエリアではありませんので今後も定期的に届くわけではない、というのが私見です。 しかし3月にカトマンズに入ってきた分だけでも数10キロに及び、グラム単価がガネーシュよりも随分と安いのは有難いところです。 すでに市場には出回り出していると思いますが、もちろんその中でもよく思われる水晶をスパイキーが一番取りしております。
こちらは一本一本がでかい。 迫力満点のロルパ産クラスターです。 柱面の小さな小結晶群も見られず、逆にそれが新鮮にも見えます。 表面は若干半透明のすりガラス状であり、降り注ぎによる白い付着鉱物が多く見られます。 また、水晶柱面の条線が非常に激しいのも印象的です。 ガツンと大迫力、いいですね。
【 3つのマイナス要素 】
‐小結晶は細いのでお取り扱いにご注意ください。
‐クラスターですのでダメージや剥離も見られます。
‐梱包の際にはティッシュを詰めて、バブルクッション(ぷちぷち)に巻きますが、細かな結晶はご送付の途中でいくつかは剥離してしまうと思います。その点をご了承の上でご注文下さい。