なにがどうなればこうなる?
サイズ: 約10cm x 8cmx奥行9cm
重さ: 148g
特徴: 緑泥石入り、クラスター(群生)、楔石
産地: ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域タンタブレ鉱【S】
グラム辺り: 420円
スパイキーのお勧め度: ★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
いや、まさに「なにがどうなればこうなる」のでしょうか。 激しいかきあげ形状(当店ではクリーンスターとも呼ぶ事があります)は針のように細くすべての方向に向けてポイントを尖らせております。 母岩にくっついていたのではなく、緑色泥土に寝ていたのでしょう。 接地面の無いクラスターになります。 細かな結晶は珪酸を含む水溶液が過飽和に達して、水晶の核が一気にたくさん生まれたが上にこのようなかきあげ状クラスターになったのだと推測されます。 そこから急激に冷えてしまったのでしょうね。 細かなクラスターを見ると一本一本に鋭い透明感があるのです。 クローライトで透明感が無いものは一時期多く出ましたが、透明感があるのは比較的珍しいと言えるでしょう。 ですが、驚くのはそれだけではない。 いや、説明もつかないのは上部の大きな平たい部分でしょう。 タビー形状の平行連晶のように見えますが、クラスターに対して横ですよね。 ここの部分だけどうして大きく平行に育ったのかが謎です。 見れば見るほど面白くて美しいです。 その形だけで芸術性が高く、手にしたならば「おお」と感嘆の声が漏れてしまう事でしょう。 所々にオレンジ色の楔石が効果的に色を演出しております。 この鉱山では良く見られる光景です。
大きさの割にグラム数が無い(重くない)のは小さな結晶が寄り集まった結晶であるが為にスカスカであるからです。 お得感がありますが、グラム単価が高くて申し訳ございません。 ちなみにこちら、私が鉱脈調査から帰ってきてばかり(2013年12月)なので掘りたてだと思われがちですが、7年前にタンタブレ鉱から産出したストックものになります。
【 3つのマイナス要素 】
‐梱包作業に時間が掛かりますので、出荷はご注文後数日頂く事になります。
‐また、細かな結晶が無数に立っている為、出荷からお届けまでの間に小さな結晶が剥離したりダメージを与えられたりする可能性がございます。 輸送時の小さなダメージに関してはご理解下さいますよう宜しくお願い致します。