うねる
サイズ:約7.5cm x 2.8cm x 奥行2.2cm
重さ:46.6g
特徴:毛状透角閃石(アミアント)緑泥石
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域マンゲル鉱産
グラム辺り:315円
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
噛めば噛むほど味が出る、するめタイプなヒマラヤ水晶の原石です。 ぱっと見た目は単純に綺麗。 最近採掘が盛んな地域ですが、この地域のものは白くて毛並みのような毛細状の透角閃石(アミアント・ビソライトとも呼ぶ)の非常に美しい内包が見られます。 ご覧の通り、この美しき毛並みにルチルと違う有機的な雰囲気を感じる事でしょう。 水晶の透明度も高く、凛と引きしまって硬質な輝きです。 そしてちょこっとお澄ましな緑泥のお茶目な事。 ん?んん? そうです、この緑泥を見るとこの水晶の異変に気が付くのです。 よく緑泥周辺をご覧ください。 写真でも何とかおわかり頂けると思います。 なんとこの小さな緑泥石を避けるように、毛細アミアントがうねっと曲線を描いているのです。 真っ直ぐに伸びていたアミアントが緑泥石という阻害物にぶつかり、干渉を受けて成長の方向を変えた、ということになるのでしょう。 本当にギュインとうねっております。 これは面白い。 見れば見るほど面白い。
【 3つのマイナス要素 】
‐剥離痕が見られますが、人工的に剥がされたものではなく付着していた他の結晶が自然と離れたものですので天然の痕です。
‐鋭利な部分がございますのでお気を付け下さい。