ホワイトvs.グリーン
サイズ:約6.5cm x 2.5cm x 奥行1.5cm
重さ:20.0g
特徴:毛状透角閃石(アミアント)緑泥石
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域マンゲル鉱産
グラム辺り:315円
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
只今最も威勢の良い(採掘が進んでいる)現行鉱山の典型的美形水晶。 ご覧の通りの毛細状で有機的、動物の毛並みのような風合いを持つ透角閃石(アミアント)が内包されているタイプです。 最近よく採れますが、このように黄色みを帯びない真透明な白色は昔はごく稀にしか見られなかったように記憶しております。 特にそれが濃密に入っているタイプは昔に見かけた事が無いように思います。 鉱山は移ろいゆくものですね。 しかしこれ、美しいと思います。 毛並みアミアントも綺麗ですが、緑泥石とのコントラストがまた良いのです。 上部にたんまりと緑泥石が溜まっておりますが、例によってここでアミアントが完全に中断されております。 どうもこの脈ではアミアントと緑泥が混ざり合うのではなく、別々に内包されるように見えますね。 その様子はまさにホワイトvs.グリーンの様相なのです。 この感じ、なんだか良いです。 一本持っておきたいタイプではないですか。
【 3つのマイナス要素 】
‐剥離痕が見られますが、人工的に剥がされたものではなく付着していた他の結晶が自然と離れたものですので天然の痕です。
‐裏面はざらざらとして細かな結晶が剥離しやすいのでご注意ください。