インナーセプター炸裂?
サイズ:約6.5cm x 3.0cm x 2.5cm
重さ:30.5g
特徴:インナー(リバース)セプター、マルチポイント、微量の黒点内包物
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ティプリン地域産
グラム辺り:315円
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
またしても目を見張るようなヘンテコちゃんが登場しました。 これだから特殊形状のコーナーは面白い。 さて、この水晶は一体何なのでしょうか。 正直これがセプターなのか、インナーセプターなのかわかりません。 通常セプター水晶というと、幹の水晶のポイント周辺に新しい世代の水晶がくっついたものを指します。 セプターの場合は、そのセプターキャップ(つまり新世代の水晶)のほうが幹の水晶よりも大きく成長する事により、茸のように見えるのが特徴です。 その反対に、インナーセプターまたはリバースセプターは新世代の水晶が幹の水晶よりも小さいものを指す時に用いる呼称です。 セプターであれ、インナーセプターであれ、セプターキャップは幹の水晶と同軸に育つのが常ですので、柱面の角度に「ずれ」が生じているこの水晶はもしかするとセプターとは呼ばないのかもしれません。 そう考えながら見てみると、上部の水晶のほうが先で後から下部の大きな水晶が上部の水晶を食べたようにも見えるのです。 そして良く見ると上部の水晶も2段階に分かれているようにも見え、上部でも同じ事が起こっているように見えるのです。 もはや何のことやらわからない。 ただ偶発的に変わった形状にくっつきあっただけなのか? ちなみに裏面はマルチポイントになっており、母岩から剥がされた跡がないのも魅力の一つです。 面白すぎる形状の謎な水晶、こんな面白いヒマラヤ水晶はお勧めしたくなっちゃいますよ。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立つマイナス点は特にありません。