黄金山脈
サイズ:約7cm x 8cm x 奥行8cm
重さ:253g
特徴:酸化鉄、クラスター(群生)、レコードキーパー、ゴールデンヒーラー、虹
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ティプリン地域
グラム辺り:231円
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
この景色、この情景…眼前に現れる黄金に輝く山脈、見れば見るほど美しいです。 私が今まで見た酸化鉄付着系の水晶で最も美しく、最も趣のあるものだと断言できます。 まず、これは表面への付着ではないのが特徴的です。 複数の結晶が重なり合うクラスタ形状なのですが、水晶と水晶が重なり合う部分の溝に色がついているのです。 要するに鉄分を含んだ液体が、結晶と結晶のわずかな隙間に染み込んだことにより、その部分にだけ色が残ったということなのでしょう。 奇跡的にも表面に酸化鉄分が付着しなかったのは何故でしょう。 鉄を含んだ液体に浸されていた時間が単純に短かったということでしょうか。 いずれにせよ、この色のつき方は奇跡です。 お陰さまで水晶には透明度を残しておきながら、内部からオレンジ色(黄金色)が輝くという現象が生まれたのです。 オレンジ色が見えるのは2か所、小さな結晶にも美しい黄金が浮かび上がるのです。 クラスター自体の形もなんだか趣がありますよね。 大きいのから小さいのから、バランスからサイズから…少なくとも私の感性にはホームランです。 これだけでは終われない!? 2か所のポイント面に綺麗にレコードキーパーが見られます。 写真でもおわかり頂けるでしょうか。 天然の水晶においては、良く探せば大抵の水晶に肉眼でも確認できるレコードキーパーがありますが、これくらいはっきりしていれば堂々と「レコードキーパー水晶」といっても良いでしょうね。 黄金を秘める水晶はどんな記憶を持っているのでしょうか。
【 3つのマイナス要素 】
‐ポイント部分は砂岩の降り注ぎにより、凸凹ですがダメージではなく天然のものです。
‐裏面の小結晶は脆いと思われますのでご注意ください。