つららが刺さる
サイズ:約10cm x 5.5cmx奥行6.5cm
重さ: 230g
特徴: つらら入り、虹、有色?、結晶群
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域【S】
グラム辺り:252円
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
突き刺さってます。 ぐっさりと貫入しております。 久々に「つらら入り」らしい「つらら」の登場ですが、かなり古くに入手した上にストックものですので、ガネーシュヒマールのどの地域なのか、いつ頃の産出なのか…厳密なところは今となってはわかりません。 一昔前はこのタイプのつらら入りもちょこちょこ見たものですが、最近は希少になったものです。 ティプリンの現行の鉱山でもつらら入り、つまりは白雲母が水晶の生成と共に生成して貫入するタイプは見られますが、このように大きくて迫力のあるものは今のところ見かけておりません。 ちょっとスモーキー調に色づいているのも、かつて採掘されたつらら入りによく見られる特徴です。 何かしらの要素によって有色に見えるのは間違いないのですが、天然の放射線によるスモーキーとは少し様子が違うように思えます。 ちょうど貫入しているところが正面に見えるのですが、本当に突き刺さっているかのように鋭利な先端から入り込んでいます。 よほどの衝撃だったのか、ポイント周辺には大きな透明クラックが波紋状に広がっています。 ちなみにこの波紋クラックは反対側からみると、波紋状の虹が見えます。 これ、ATフィールドのようではないですか(わかる人にはわかる表現でスミマセン) どのようにして取り込まれたのか謎は深まるばかりですが、その謎に想いを馳せるのも良いでしょう。 230グラムですのでずっしりと重く、存在感があります。 結晶の形も非常に綺麗で、ガネーシュヒマールらしいコロッと愛嬌のある形にモザイク構造の照り感の強い表面です。 何よりも嬉しいのは「つらら」がちょうど正面向いているという事でしょう。 一番見るべきポイントが一番綺麗に見えるのですから。
【 3つのマイナス要素 】
‐一部に鋭利な部分がございますのでご注意ください。
‐大きい分だけグラム単価が悪くなくても高く感じますね。