ブルーバイオ増量中
サイズ:約5.0cm x 4.5cmx奥行3.0cm
重さ: 46.0g
特徴:バイオタイト内包&付着(緑色を帯びている)、ダブルポイント、タビー形状、鉄分付着
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ティプリン地域
グラム辺り:315円
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
通常はブラウンの半透明セロファン状。 それが黒雲母(バイオタイト)の同生インクルージョンですが、こちらのバイオタイトは摩訶不思議、少々青緑色を帯びているではないですか。 こちらは017番や019番と同じタイプであり、数年前にティプリンで複数個産出したものの一つです。 しかもこの大容量。 今ならバイオタイト増量中ってやつですね。 いわばコーン増量中みたいなものですよ。 しゅっしゅっと交差する内包状態も格好良いものです。 水晶自体の照り艶も非常に良く、ティプリンらしくころっと形状…縦横に線が見られるモザイク構造面もはっきりしております。 さらには酸化鉄や水酸化鉄の溶液に浸っていたのか、全体的にうっすらとイエローです。 このイエローが創り出す柔らかく軟質な雰囲気も良い感じです。 いくつかの結晶が折り重なっているバランスも面白く、サイズ的にもコレクションしやすい大きさです。
ところでこの「ブルー」バイオタイトの色の謎、ひとつ明らかになりました。 私のお客様に某大学の研究施設関連の方がいらっしゃるのですが、分光器解析に欠けた結果、銅(Cu)が検出されたそうです。 おお、、、なるほど。 確かに銅は青や緑を生み出す原因になります。 納得ですが、何故この地域の特定の穴にだけ銅が入り込む要因があったのでしょうか。
【 3つのマイナス要素 】
‐付着している黒雲母は剥離しやすいのでご注意ください。
‐若干鋭利な部分がございますのでお気を付け下さい。