旧鉱山「抜け」内包物
サイズ:約6.0cm x 4.0cmx奥行3.0cm
重さ: 77.0g
特徴:黒雲母、リモナイト(酸化鉄)、緑泥石、抜け
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山産【S】
グラム辺り:250円
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
こちらは旧鉱山の名内包物。 内部に丸っこく(山なり)に入りこみ、それらを透明度の高い水晶が覆うように生成しております。 長い事「この内包物は何か」という疑問がございましたが、微細な雲母と酸化鉄成分、そして緑泥石である事がわかりました。 つまりは典型的なガネーシュヒマール系内包物ですよね。 何が違うかというとこの透明の羽状の内包物です。 拡大鏡程度ではわからなかったのですが専門機関で同定したところ、これは内包物ではなく「抜け」である事がわかりました。 つまり空洞です。空洞部分は恐らくかつては液体が入っていて、それが抜けて「抜け」になったのです。 部分的には液体が残っていることもあるでしょうね。 しかし本当に不思議で面白い内部世界です。 このタイプは後にも先にも特定のポケットからしか産出が無かったようでいまは見られません。 グラム辺りを落しているのは安く手に入れたからで、グレードとは関係ありません。 この旧鉱山タイプがちょっとお安くなるとは、、、かなり狙い目だと思うのですが。
【 3つのマイナス要素 】
‐裏面に凹みがありますが他の鉱物が剥離した痕です。