幻のカイヤナイトインクォーツ
サイズ:約11.0cm x 6.0cmx奥行7.0cm
重さ: 311g
特徴: カイヤナイト(藍晶石)内包、抜け、虹、白雲母
産地: ダディン地区ガネーシュヒマール山ティプリン地域産の可能性
グラム辺り: 300円
スパイキーのお勧め度: −(?)
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
先日のメルマガで先行記述したカイヤナイト入り水晶(今風にいえばカイヤナイトインクォーツでしょうか)、これがカイヤナイトのインクルージョンです。 はい、残念ながらくっきりはっきりとカイヤナイトが見えるわけでは内のですが、写真でも中央にシュツと青い線がご確認頂けるかと思います。 これがカイヤナイト。 さらにはその奥にもとても繊細ですが肉眼で確認できる細い青線が見られます。 これもカイヤナイトです。 さらにさらに、この水晶には抜けも多く見られるのですが、この抜け殻ももともとはカイヤナイトだったと思われます。 ルーペで抜け殻を確認すると、少し青が残っている部分があるのですよね。写真にも○をしておきましたので手にした方はその周辺をみてみて下さい。 その少しだけ残った青もまた趣があるのです。 現物は写真以上に青がはっきりわかるのでそれをお見せできないのが残念ですね。 かなり風化しておりますが表面にも付着しているカイヤナイトが見られます。 ルーペをあてればグレーの中に少し青い色を確認することもできます。
この水晶は古い業者のストックものです(倉庫を整理してたら出てきたそうですが) なので正確な掘られた時期や場所はわかりません。 断片的な情報を元にしての推測ですが、80年代頃にガネーシュヒマールエリア、恐らくティプリンから産出したものと思われます。 とにかくインクルージョンとしてカイヤナイトが水晶に取り込まれる(内包される)のはかなりのレアケースです。 インクルージョンコレクターとしてはどうしても欲しい珍品ですね。 ちなみに最近「カイヤナイトインクォーツ」として検索すると出てくる謎の「ヒマラヤ産」カイヤナイトインクォーツのビーズやブレスレット…メルマガにも記載しましたがあれはどうみても水晶のインクルージョンには見えず、この原石とは全く違うタイプのものです。 それらを見てカイヤナイト入り水晶が普通にあるものだと思わないで下さいね。
例えばもっとカイヤナイトが激しく内包されていたり、青がよりはっきりしていたらかなりの価値が付けられたと思います。 こちらは内包されているのも一部ですし、欠けもございます。 水晶としての質が決して高いわけではございません。 その為、現地の取引業者と相談の上、このお値段(グラム300円)で出すことにしましたが真の価値はわかりません。
【 3つのマイナス要素 】
‐母岩にぐらぐらしている部分(浮き)がございますので充分にご注意下さい。
‐先端部分に欠けがございます。