摩訶不思議グリーン&ブラウン
サイズ: 約15cm x 7.5cm x 奥行4cm
重さ: 721g
特徴: 緑泥石入り(緑色と茶色)、毛並状の透閃石
産地: ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域マンゲルマグリン鉱産
仕入れた時期:7年以上前
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
【 スパイキー解説 】
これが何故不思議かって?それは熟練者ならばわかる。とてもマニアックなことなのですが、違う色の「緑泥石」が混在するのが珍しいのです。 珍しいのでは無い、とても珍しいのです。 少しわかりにくいですが、中央に大きめの緑色の緑泥石、そして奥側に茶色の緑泥石が存在しているのがわかりますか。 茶色の緑泥石(緑じゃないのに緑泥石というと紛らわしいのでクローライトと言ってお
けば良いでしょうか)は何かしらの成分を含有して茶色なのだと思われますが、どうしたわけか茶色のクローライトは繊細な毛並状透閃石と共存しがちなのです(このパターンは後ほども登場します) 毛並のように繊細な透閃石に茶色の緑泥石、これは対になりがちです。 しかしここに「緑色」が加わることは稀で、緑と茶色が共生しているのは私もこの18年間で恐らく3つ4つ程度しか見たことがありません。 すごく面白いですよね。 このパターンの不一致に気がつくのは長年の経験ならではだと思います。 隠れ変わり種、わかる人にはわかる水晶なのです。 どしんと大きいですので存在感が素晴らしいです。 玄関か居間にでも鎮座させて下さい。
【 3つのマイナス要素 】
‐先端部分(錐面)が無いように見えますが、ダメージでは無く干渉により頭が無いものになります。 頭があれば完璧なのですがね…。