自由へ羽ばたく透明の翼
サイズ: 5.0cm x 2.2cm
重さ: 30.5g
特徴: 抜け、黒雲母、緑泥石、リモナイト(酸化鉄)、ファントム状内包物
産地: ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域マンゲルマグリン(旧鉱山)産
使用頻度:0回
仕入れた時期:10年以上前
スパイキーのお勧め度: 秘蔵・マイコレはすべて★4以上にて記載しません。
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※マイコレ品はまさにマイコレクション出会ったため、中には数度使用したものもございます。 使用頻度をご覧の上、気になる方はご購入をお控え下さい。
【 スパイキー解説 】
これも愛着ありますねぇ。 懐かしい旧鉱山の内包物入りです。 よく見て下さい。 まるで透明の羽のような内包物、羽周辺に見られる黒点、そしてオレンジの点。 長くこれが何か謎だったのですが、7年か8年くらい前に山梨の日独宝石研究所で内包物の同定を行いました(まだホリミネラロジーさんと知り合う前です) で、この透明の羽は「抜け」である可能性が高いとのこと、もしくは液状インクルであると。 はい、何かが「抜けた」ということです。 ついでに黒点は雲母であったりクローライトであったりしました。 この種の不思議なインクルージョンは特定の鉱山で一時的にのみ産出した物です(その当時はそれなりの産出があったはずです) 私の見解では産出は90年代か2000年代初頭、ほぼ間違いなくマンゲルマグリン地域にある古い鉱山でしょう。 面白いのはこの内包物がこんもり山なりになるものが多いのですよね。 激しい内包物を包み込むように透明の水晶が覆っている感じでしょうか。 とても興味深い内包物であり、ヒマラヤの旧鉱山にしかみられない内包物です。
旧鉱山内包物(そう呼んでおりました)のこんなちっさいポイントも持っているわけですよ。 我ながらコレクション凄いな、と思います。 もちろんダメージも無し、お手軽サイズで値段も悪く無し。 ヒマラヤ水晶の面白さとはこういうものです。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立つマイナス点は特にありません。