Everything in 丸玉
サイズ: 約33mm
重さ: 47.8g
特徴: 緑閃石、黒雲母、虹、負晶
産地: ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
グラム辺り: 750円
スパイキーのお勧め度: ★★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
ここここれは面白い。 何でもアリの丸玉、何でも入っています。 まずすぐに目に飛び込んでくるのは派手な虹。 写真でこのくらい大きく撮れることも珍しいですよね。 それほどしっかりしている虹ということです。 7色の輝きが眩しい。 そしてフワッと塗されているような緑泥石。 控えめな感じがまた良いです。 そしてこれは?? 緑泥石かと思ったら雲母のようですね。 扇状に平べったく入っているこれは緑泥石でもヘマタイトでもなく雲母です。 そしてもうひとつのハイライト…虹の合間に見えるのは、、、クラック? いや、これはクラックではなく負晶のように見えます。 負晶とは水晶の中に水晶の形をした空洞が見られるものをいいますが、これが本当に負晶であるかどうかを見分けるのは難しいです。 しかし明らかにただのクラックや層でなく、結晶の形をしているものは負晶と考えても良いでしょう。 負晶の中には液体や気体が含まれることが多いのですが、これも液体に浮かぶ気泡でも見えない限り肉眼での判別はできません。 こちらの丸玉、見て下さい。 まさに負晶らしき空洞のあるところを中心にクラックが走っておりますよね(そのクラックが虹を生んでいるわけですが) 大きなクラックが走る原因の多くは内部での大きな衝撃です。 それを考慮するとこの空洞らしき部分はやはり他の結晶(つまり負晶)であると考えるのが自然でしょう。 しかも数個あるようにみえます。 珍しいですよねぇ。 久々に珍品がでました。 この部分を存分に堪能できるのも丸玉に加工されたからこそかもしれませんね。私個人的に、これにはお勧め★を5つあげちゃいます。
【 3つのマイナス要素 】
‐気になるマイナス点はございません。