秘密主義的アクチノライト
サイズ:バチカン下より 5.5cm
重さ:26.0g
特徴:アクチノライト(緑閃石)、白い内包物、虹
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
銀タイプ:マントラデザイン
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
スパイキーパサル入魂の作、新登場のマントラ(真言)トップデザインです。 インド・ネパール・チベットの雑貨や細工で「オムマニペメフム」というサンスクリット語で経文の刻まれたアクセサリーや雑貨を目にすることは多いかと思いますが、スパイキーは何処にでもあるものは作りません。 こちらはランジャナ文字というチベット語系に属する文字で書かれた「オムマニペメフム」なのです。 このランジャナ文字はネワール族という族の言葉ですが、現在では話し言葉は生きておりますが、読み書きできる人間はほとんどおりません。 存亡が危ぶまれる言葉の一つですが、そんな民族の文化と歴史の詰まった文字をペンダントのデザインにしました。 こちらの文字は何とすべて手彫りです。 一つ一つの文字を透かし彫りの技法で彫りだしているのです(ネワールの銀細工師も文字は書けないので、書物から文字を書き写ししております) なんという技術でしょうか。 非常に手が込んでおり、時間の掛かる作業ですので工賃も高いです。 また、マントラトップには大きな原石を使用することが多いので、使用する銀もおのずと多くなります。 通常のペンダントよりも少々お値段が高いのですが、技術料だと思ってご理解頂けると幸いです。 ペンダントとしても物凄く格好良いです。
こちらだって「ヒマラヤ水晶らしさ」ですよね。 ガネーシュヒマール産に良く見られるアクチノライト(緑閃石)入りです。 しかしガネーシュヒマールの典型であったアクチノライトは最近ほとんど産出しておりません。 緑泥石は良く見られるのですが、どうしたのでしょうか。 もちろんこの水晶も新しく採掘されたものでなく、古いもののストックとなっております。 かなり濃密にアクチノライトが詰まっているようですが、神秘のベールに包まれるかのように白靄や白霧が点在してその姿を隠しております。 ルーペで観察すると、気泡のもやと共に内包物らしき白い鉱物も見えますが、正体はわかりません。 透明な水晶にスパッと内包されるアクチノライトも綺麗ですが、神秘的で秘密主義的なアクチノライトも嫌いじゃありません。 これほどの大きさをして面も線も非常に整っており、凛としたポイントも印象的です。 数か所に小さな虹のプリズムも見えます。
【 3つのマイナス要素 】
‐表面の一部に酸化鉄の付着が見られます。