風景のある水晶
サイズ:バチカン下より 3.7cm
重さ:18.0g
特徴:緑泥石入り、シルバーの角閃石、ガーデンクォーツ、タビー水晶
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
銀タイプ:マントラ(真言)デザイン
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
スパイキーパサル入魂の作、新登場のマントラ(真言)トップデザインです。 インド・ネパール・チベットの雑貨や細工で「オムマニペメフム」というサンスクリット語で経文の刻まれたアクセサリーや雑貨を目にすることは多いかと思いますが、スパイキーは何処にでもあるものは作りません。 こちらはランジャナ文字というチベット語系に属する文字で書かれた「オムマニペメフム」なのです。 このランジャナ文字はネワール族という族の言葉ですが、現在では話し言葉は生きておりますが、読み書きできる人間はほとんどおりません。 存亡が危ぶまれる言葉の一つですが、そんな民族の文化と歴史の詰まった文字をペンダントのデザインにしました。 こちらの文字は何とすべて手彫りです。 一つ一つの文字を透かし彫りの技法で彫りだしているのです(ネワールの銀細工師も文字は書けないので、書物から文字を書き写ししております) なんという技術でしょうか。 非常に手が込んでおり、時間の掛かる作業ですので工賃も高いです。 また、マントラトップには大きな原石を使用することが多いので、使用する銀もおのずと多くなります。 通常のペンダントよりも少々お値段が高いのですが、技術料だと思ってご理解頂けると幸いです。 ペンダントとしても物凄く格好良いです。
緑泥石入りのヒマラヤ水晶は数あれど、こういう緑泥石入りが極上の緑泥石入りだろうと思います。 個人的な好みもあるかもしれませんが、具体的には水晶が非常に透明であり、その透明なボディの中にポッコリと独立して盛り上がるタイプの緑泥石が一番綺麗です。 もちろん緑泥石自体は躍動的に動きが見られ、色鮮やかな夏色緑が理想です。 こういう緑泥石入りこそが、水晶の中に唯一の風景が見えるガーデン水晶だと思います。 硬質で凛とした透明感、そしてこんもりと盛り上がる緑泥石。 心なしか緑泥石がキラキラと細かな光を反射して見えるのも魅力です。 さらに良く見るとシルバー色の角閃石が横からグサグサと突き刺さっているのが確認できます。 多くの角閃石が黄色みを帯びていたり白だったりする中で、まさしくルチルのような金属光沢で硬質な輝きを持つ角閃石も珍しいですね。 この横からの突き刺さりがまるで横から吹き殴る風のように見えます。 山は厳しいってことですかね。 この美しきガーデンクォーツ、マントラデザインとくれば鬼に金棒です。 是非とも如何でしょうか。
【 3つのマイナス要素 】
‐ポイントには細かな欠けが見えますが、ごく小さなものであり、気になるほどではないでしょう。
‐大きくて丸みがある為、ややコロコロします。