黒の使者
サイズ:バチカン下より 5.0cm
重さ:41.4g
特徴:緑閃石入り、緑泥石入り
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山東側のラスワ地区産
銀タイプ:マントラ(真言)デザイン
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
スパイキーパサル入魂の作、新登場のマントラ(真言)トップデザインです。 インド・ネパール・チベットの雑貨や細工で「オムマニペメフム」というサンスクリット語で経文の刻まれたアクセサリーや雑貨を目にすることは多いかと思いますが、スパイキーは何処にでもあるものは作りません。 こちらはランジャナ文字というチベット語系に属する文字で書かれた「オムマニペメフム」なのです。 このランジャナ文字はネワール族という族の言葉ですが、現在では話し言葉は生きておりますが、読み書きできる人間はほとんどおりません。 存亡が危ぶまれる言葉の一つですが、そんな民族の文化と歴史の詰まった文字をペンダントのデザインにしました。 こちらの文字は何とすべて手彫りです。 一つ一つの文字を透かし彫りの技法で彫りだしているのです(ネワールの銀細工師も文字は書けないので、書物から文字を書き写ししております) なんという技術でしょうか。 非常に手が込んでおり、時間の掛かる作業ですので工賃も高いです。 また、マントラトップには大きな原石を使用することが多いので、使用する銀もおのずと多くなります。 通常のペンダントよりも少々お値段が高いのですが、技術料だと思ってご理解頂けると幸いです。 ペンダントとしても物凄く格好良いです。
黒い!黒!ブラック!久々に…本当に久々登場のダークスモーキー。 しかも超特大マントラトップになって登場です。 こちらはガネーシュヒマール(ダディン地区)の東隣にあたるラスワ地区からやってきております。 しかし不思議ですよね。 ダディンを挟んで両隣のゴルカとラスワで全く同じようなスモーキーが産出するのです。 どうもラスワも濃いのから薄いのまで産出するようです。
このダークな色合いは本当にお見事。 漆黒の黒ですが太陽に透かせば光が通ります。 光が透けないモリオンとまでは言いませんが、限りなくダークなスモーキーです。 そしてスモーキーは濃くなればなるほど崩壊質になるので、この濃さを持って完璧な面と線とポイントを持っている事が稀有な事であると言えるでしょう。 堂々たる存在感。 銀ピカリのマントラトップとの相性も最高に格好良いです。 大きさと銀の使用量ゆえに高くなってしまいました。 これはとにかく凄い…。
【 3つのマイナス要素 】
‐他の結晶が付着して剥離した後がありますがダメージではありません。
‐シルバーキャップを固定する際にエヌセル(パテのようなもの)を使用して石が抜けない様に安定させております。 パテの分量だけ重くなっておりますが(恐らく3-4g程度)、それはお値段には含まれておりません。