ウルトラバイオ!
サイズ:バチカン下より 6.4cm
重さ:25.2g
特徴:バイオタイト(黒雲母)入り、プロゴバイト(金雲母)入り
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山産
銀タイプ:マントラ(真言)デザイン
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
スパイキーパサル入魂の作、新登場のマントラ(真言)トップデザインです。 インド・ネパール・チベットの雑貨や細工で「オムマニペメフム」というサンスクリット語で経文の刻まれたアクセサリーや雑貨を目にすることは多いかと思いますが、スパイキーは何処にでもあるものは作りません。 こちらはランジャナ文字というチベット語系に属する文字で書かれた「オムマニペメフム」なのです。 このランジャナ文字はネワール族という族の言葉ですが、現在では話し言葉は生きておりますが、読み書きできる人間はほとんどおりません。 存亡が危ぶまれる言葉の一つですが、そんな民族の文化と歴史の詰まった文字をペンダントのデザインにしました。 こちらの文字は何とすべて手彫りです。 一つ一つの文字を透かし彫りの技法で彫りだしているのです(ネワールの銀細工師も文字は書けないので、書物から文字を書き写ししております) なんという技術でしょうか。 非常に手が込んでおり、時間の掛かる作業ですので工賃も高いです。 また、マントラトップには大きな原石を使用することが多いので、使用する銀もおのずと多くなります。 通常のペンダントよりも少々お値段が高いのですが、技術料だと思ってご理解頂けると幸いです。 ペンダントとしても物凄く格好良いです。
只ならぬ存在感ですね。 ひときわ異彩を放つ内包物は黒雲母(バイオタイト)と金雲母(プロゴバイト)です。 セロファンのように薄らと半透明なものもあればほぼ透明感の無い濃密なものまで内包状態は様々ですが、これらは水晶の生成と共に析出し、同時に育ったタイプの黒雲母や金雲母になります。 何故こんなセロファンのようになるのか不思議なものですよね。 所々にマグネシウムの成分が強くて金色に輝く部分もございます。 金雲母ですね。 この異彩を放つ内部世界がこの水晶の最大の魅力ですが、美しい形状も忘れてはなりません。 縦線と条線が非常に激しく、細やかな輝きを反射すると共に照りや甘みも強いです。 とてもティプリン的な水晶ですが旧鉱山ストックものですので厳密な鉱山まではわかりません。 この照りの良い水晶に只ならぬ内包物、これこそがヒマラヤ水晶の面白さでしょう? マントラも格好良く決まっています。
【 3つのマイナス要素 】
‐気持ち程度ですが銀のセッティングが曲がっているように思えます。