呆れるほどのアメジスト、呆れるほどに大きい
サイズ:バチカン下より 8.6cm
重さ:49.3g
特徴:アメジスト水晶、褶曲水晶
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山西隣のゴルカ地区産
銀タイプ:マントラ(真言)デザイン
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
スパイキーパサル入魂の作、新登場のマントラ(真言)トップデザインです。 インド・ネパール・チベットの雑貨や細工で「オムマニペメフム」というサンスクリット語で経文の刻まれたアクセサリーや雑貨を目にすることは多いかと思いますが、スパイキーは何処にでもあるものは作りません。 こちらはランジャナ文字というチベット語系に属する文字で書かれた「オムマニペメフム」なのです。 このランジャナ文字はネワール族という族の言葉ですが、現在では話し言葉は生きておりますが、読み書きできる人間はほとんどおりません。 存亡が危ぶまれる言葉の一つですが、そんな民族の文化と歴史の詰まった文字をペンダントのデザインにしました。 こちらの文字は何とすべて手彫りです。 一つ一つの文字を透かし彫りの技法で彫りだしているのです(ネワールの銀細工師も文字は書けないので、書物から文字を書き写ししております) なんという技術でしょうか。 非常に手が込んでおり、時間の掛かる作業ですので工賃も高いです。 また、マントラトップには大きな原石を使用することが多いので、使用する銀もおのずと多くなります。 通常のペンダントよりも少々お値段が高いのですが、技術料だと思ってご理解頂けると幸いです。 ペンダントとしても物凄く格好良いです。
馬鹿みたいにデカイ、こんな大きな水晶、ペンダントにするものではありません。 …でもしてしまうのがスパイキーパサル。 ううん、着けてもいいですよ、でもコレクションしても良いですよ。 なんと8.6センチ、約50グラム。 半分の25グラムでも重いほどなのにその倍ですよ。
水晶自体の質はまあご覧の通りです。 いや、写真ではライラックなアメジスト水晶が捉えられていないですよね。 色づいているのはおわかり頂けるかと思うのですが、そのみずみずしさや思った以上に濃いパープルが写っていないのが残念です。 旧鉱山から産出したアメジストはスケルタルタイプでしたが、こちらのものは表面も艶やかな美人タイプです。 先端周辺の透明度が高く透過性が高く、照り艶抜群なのが本当に驚きます。 中央周辺で靄が多くなっておりが生成の最中に環境変化が起こったのでしょう。 そこからよじれるようにベンドして若干の褶曲水晶となっております。 そしてもうひとつの隠れ注目は裏面の緑泥石。 そう、アメジスト水晶に緑泥が入っている事が非常に珍しいという事、ヒマラヤ水晶マニアさんならわかりますよね。 緑泥石なのにアメジスト水晶、素晴らしい。 でかすぎるなんて言わないで、とことんまでやっちゃいましょう。
【 3つのマイナス要素 】
‐強いて言うならば大きすぎる事です。 首からぶら下げればかなりの重量感があるでしょう。