スケルトンインナーセプター
サイズ:バチカン下より 5.7cm
重さ:10.7g
特徴:インナーセプター(冠水晶・仏塔水晶)、スケルトン形状、アメジスト水晶
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
銀タイプ:フィルグリ
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
結構珍しいですよね、インナーセプター。 特にこのようにはっきりと2段階目の成長との境界線があるインナーセプターは珍しいと思います。 セプターよりレアなのではないかと思います。 インナーセプターはリバースセプターもしくは和名冠水晶ともよばれ、ポイント周辺が根元の水晶よりも小さくなるものを言います。 しかしただ小さくなるだけでなく、平行連晶(つまり成長が平行に2段階に渡り、下部と上部で成長時期が異なる)であるということも条件です。 それを踏まえた上で、こちらの水晶をご覧ください。 明らかに段差がありますよね。 成長過程において地殻変動により周辺環境の圧力等が変化したことにより生じたのでしょう。 思いっきり下部の水晶にめり込んでおりますが、どのようにしてこうなったかはわかりません。 そしてヒマラヤ水晶らしいスケルトン・スケルタル形状。 これも周辺環境の変化の激しさを物語るものです。 こういう水晶も成長干渉同様に妙な貫録を感じさせてくれますよね。 アメジスト水晶と同じ鉱山ですが、残念ながらアメジスト色はほとんど見られませんね。 それでもこの面白さは堂々とお勧めできるものなのです。
【 3つのマイナス要素 】
‐先端周辺はかなり細くなっておりますのでご注意ください。
‐表面にうっすらと黒いマーカーが残っておりますが、そのうちに薄くなります。