え?「レ」水晶
サイズ:バチカン下より 4.5cm
重さ:11.3g
特徴:2本が交差した形状、緑泥石入り、
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域タンタブレ鉱産
銀タイプ:カーロジャリ(透かし彫り)
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
またまた出ました、特殊な形状。 特殊形状の中でも群を抜いて特殊かもしれません。 え?「レ」の形していませんか? 生成の過程でお互いにぶつかってしまってこのように融合してしまったと考えるのが妥当でしょう。 しかし根元の水晶は垂直に交わる水晶に完全に干渉を受けて、自らのポイントはございません。 ツインやトリプルの水晶は非常に珍しい、というわけではないのですが、このように直角に近い状態で交差して一本へと融合してしまっているのは稀有なケースといえるのではないでしょうか。 こちらも最近産出の多いラパ地域のタンタブレ鉱ですが、ここの特徴のひとつでもある先端付近の刺さるほどに鋭い透明感がございます。 幹となっている水晶は緑泥も非常に濃厚でほとんど透明部分が見られません。 その重苦しさ…というか重厚感が貫録さえも漂わせおります。 ポイントを上に向けての撮影が多いので、ペンダントとしてのイメージが湧いてこないかもしれませんが、ペンダントとして着けていると「錨」のような雰囲気に今までに無いスタイリッシュさを覚えることでしょう。 カーロジャリ(2枚重ね透かし彫り)の銀細工もこの水晶との相性抜群です。
【 3つのマイナス要素 】
‐水平な水晶のポイント反対側は鋭利で細くなっておりますので欠けてしまわぬようご注意ください。