はいっ!立候補
サイズ:バチカン下より 4.5cm
重さ:5.5g
特徴:セプター水晶、平水晶
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山
銀タイプ:アンティークデザイン
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
この中で一番特殊な形をしているのは誰ですか? 「はい、私です」 どうです、まるではいっと手を挙げて立候補しているような水晶だと思いませんか。 こちらは旧鉱山水晶でして、業者の古いストックを漁っている時に見つけ出したものです。 従いましてガネーシュヒマールということ以外に細かな産地やいつ採掘されたものなのか等の情報はございません。 しかしこれには私も驚かされました。 一応セプター形状、ということになるでしょう。 幹の水晶が生成している間に周辺環境に劇的な変化が起こり(SiO2の急激な増加)先端部分が急激な成長を遂げて根元を覆いつくしてしまった、というのがセプターの生成過程だと認識されております。 ということはこの水晶が穏やかに成長している過程において非常に激しいSi02の流入があり、一気にポイントがこの形に成長してしまったのでしょう。 それにしても何でしょう、平たい平水晶が丸々くっついているような感じで、とてもセプター(王杓)というにはかけ離れております。 被った水晶が6面を持たないという点からも生成の早さが伺えます。 が、生成の過程はセプターと同じはずですのでやはりセプター種の水晶なのでしょう。 しかもよくよく観察すれば2本の水晶が一本に融合している双晶です、隠れたところでお洒落ではありませんか。 「はい、私です!」と是非とも立候補のほうよろしくお願い致します。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立つマイナス点は特にありません。