これがサファイアだ、いやカイヤナイトだ
サイズ: バチカン下(葉の上の部分)より2.8cm
重さ: 2.2g
形状: 天然カイヤナイト
産地: ジャジャコット地区産
銀細工: リーフデザイン
スパイキーのお勧め度:★★★★
※カイヤナイトに関する記述は左側ナビのその他ヒマラヤ産天然石の解説にございます。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
ネパールのカイヤナイトは世界に誇れるカイヤナイト。 間違いなく世界で最も美しいカイヤナイトです。 しかし綺麗なものとは希少なものでもあるのです。 ジャジャコット地区とサンクワサバ地区においてそれなりの規模の産出がありますが、その中でも透明度があって傷が少なく、宝石となりうるのはごく一部のごく一部。 それこそ全体の1%にも満たないでしょう(もしかしたら0.1%程度なのかもしれません) それがこれです。 ごく一部の透明度が高くガラス質の部分から削り出して宝石カットするのです。 ご覧の通り加工もファセットですね。 取引もグラム単位ではなくカラット単位になります。 カボションと比べてもお値段は雲泥の差となります。
今回手に入れた8つのファセットカイヤナイトの中でずば抜けて最高質なのがこれ。 カラットあたりの単価もこれだけ違うのです。何故って? 一目瞭然ですよ。 ご覧の通り。 ウソみたいに青いですよね。 サファイアのように蒼いカイヤナイトが取れる、としてインドの鉱物誌に掲載された理由が頷けます(もっともインドではサファイアとして売られることもありますが) このブルーの鮮やかさ、内部のクラックの少なさ、色の一様性、ブリリアントカットの美しさ…どこをとっても希少なファセットカイヤナイトの中でも更にワンランク上にある事がおわかり頂けるでしょう。 こういうものを手にすることはなかなか無いです。 ヒマラヤマニアさん及び希少な石コレクションをするのであれば覚悟を決めた方が良いでしょう。 キラキラと女性好みなカットですし、久々にリーフデザインにしてみました。
※カイヤナイトにはグレード表記を設けておりません。 まだ多くを確認していないので、グレードの判別が難しいということと、綺麗なものとそうでないものという両極端にしか分けられないからという理由もございます。 しかし色が濃いものは良しとし、透明度・透過性のあるものもよし、色の入り方に面白さがあるものも良しとしております。 反対に繊維状組織が良く見えるもの、白濁しているもの等は値を下げておりますが、スパイキーではほとんど取り扱いがありません。
【 3つのマイナス要素 】
‐カイヤナイトはもともと繊維質な構造ですので縦に脆いです。 落したり大きな衝撃を与えないようご注意ください。