竜気(リュウキ)
腕回り:14.0-16.5cm向け
ゴムの長さ:強ゴム18.5cm
ゴムの太さ:1.0mm
重さ:21.5g(アクアマリン3.8g、サファイア1.2g)
ビーズ仕様:アンティーク金剛菩提樹5線(ルドラクチャ)x1、ちびルドx10、ナミビア産ギベオン9mm(☆4)x2、ヒマラヤ産ガーネットx2、ヒマラヤ産ドラバイトx1、ヒマラヤ水晶内包物入り(緑泥・緑閃石等)各サイズx4、ブラジル産セブン(☆3.5)x1
配列:アシンメトリー(左右非対象)
産地:各石の解説をご覧ください。
スパイキーのお勧め度:★★★★
サイズ調整:可
接着:なし(アンティーク金剛菩提樹の中に結び目を隠しております)
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビより取扱レア石の解説もご覧ください。 まだ解説に記載されていないレア石もございますが、順次解説を加えていく予定です。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左記ナビよりご参照ください。
【 スパイキー解説 】
竜気(リュウキ)は隆起と掛かっています。 竜の気のような勢いで猛々しく隆起する大地、それがこのリュウキブレスレットです。 ヒマラヤ山脈を隆起させた竜気がリュウキです。 そのようなイメージを湧かせつつ、パワフルな仕上がりを目指しました。 創造の源となりうるアンティークの金剛菩提樹(ルドラクチャ)や未知の力を想起させるメテオライト(ギベオン)、湧きあがる熱量をガーネット、灯された火をゲーサイトタイプのスーパーセブン、大地をちびルドとヒマラヤ水晶緑泥玉やアクチノライト玉、ドラバイト玉で表現しました。
では詳細を見て行きましょう。 中央のルドラクチャはすでに入手困難なシャーマンルドラクチャ、アンティークの金剛菩提樹5線です。 身に着ければ生命力を感じるほど有機的に変化するでしょう。 ギベオンは不思議な幾何学ウィットマンシュテッテン模様がみられるデカ玉です。 ガーネット玉はルニール周辺地域で産出したものですので、質は非常に良く、透かせば燃える情熱を垣間見ることができるでしょう。 ちょっと形がひん曲がっているのは手削りのご愛嬌だとご理解下さい。 ヒマラヤ水晶達にもそれらしいチョイスをしてみました。 草原のようなアクチノライト玉ですが、何度も解説するようにアクチノライト玉は今後削ることが困難になるかと思います。 緑泥玉の色が半々になっているものにも注目して欲しいですね。 ちょうど緑泥と白濁部分が半々になっており、こういう玉は個人的に小粋だな、と思います。 そしてヒマラヤ系の中に組み込まれた赤い灯、これはブラジル・エスプリトサントス産のいわゆるスーパーセブンです。 まあ議論の多い石ですが、現状はこの呼び名しかないのでスーパーセブンと呼ぶ事にしましょう。 特にこの赤い内包物タイプは人気です。 こちらはゲーサイト(針鉄鉱)という酸化鉄の一種ですですが、厳密には肉眼で本当にゲーサイトなのか、果たして極微妙な構造の違いを持つレピドクロサイト(鱗鉄鉱)なのかはわかりません。 もしくは両者が内包されていても不思議ではありません。 両者ともに毛細状、針状、鱗状に内包され、両者ともに赤にも黒にもなります。 X線解析等でないと真相は判明しませんので、いずれにせよ鉄の水酸化物(FeOOH)が針金状になって入っているものか、と思えば良いかと思います。
若干解説が長くなりましたが、このブレスのもう一つの特徴はアシンメトリーである事です。 そして軽い気の実と思いメテオライトを使う事により、ある部分で持つと軽く感じ、ある部分で持つと重いという不思議な現象を生み出しております。 爆発的な力は不安定から生まれるといいます。 不安定こそが爆裂する要素を秘めているのですね。 とはいえ、デザインは適当に組んだわけでは無く、ご覧の通りバランスの良い仕上がりになっております。 これでリュウキしちゃって下さい。
【 3つのマイナス要素 】
‐気の実ビーズ(ちびルド等)は汗や汚れを放置すると腐食やカビの原因となります。
‐ギベオンは傷や汗に弱いです。 傷ついた部分からロジウムが剥げると錆が出ます。 時々布などで拭いてあげることが大切ですが、その際に研磨剤の入った銀磨きクロス等は厳禁です。 錆が出始めてしまうともう止めることはできませんので、いつかは寿命が来るものと思うのが良いでしょう。
‐大きなルドラクチャを使っているので内径は直線の長さ(18.5cm)以上に小さく感じると思います。