インクル☆ホリック
腕回り:13.5-16.0cm向け
ゴムの長さ:強ゴム17.5cm
ゴムの太さ:1.0mm
重さ:23.0g
ビーズ仕様:マダガスカル産スーパーセブン(☆5)x1、チベット産スティブナイト入り水晶(☆4.5)x2、ブラジル産金ルチル(☆4)x1、ブラジル産スーパーセブン各種(☆2.5から☆5)x3、マダガスカル産ガーネットIN水晶(☆5)x1、ブラジル産プラチナクォーツ(☆5)x1、タンザニア産クリソコラIN水晶(☆5)x1、ヒマラヤ水晶緑泥&緑閃石各種x7
配列:シンメトリー(左右対象)
産地:各石の解説をご覧ください。
スパイキーのお勧め度:★★★★★
サイズ調整:可(リクエストの石を入れることが可)
ゴムの接着:あり
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビより取扱レア石の解説もご覧ください。 まだ解説に記載されていないレア石もございますが、順次解説を加えていく予定です。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左記ナビよりご参照ください。
【 スパイキー解説 】
禁断症状が出ちまった…これはもはや中毒症状。 そう、私インクルージョン中毒、つまり「インクルホリック」なのです。 Holicとは中毒という意味です。 水晶コレクションの最大の楽しみはインクルージョンといっても過言でありませんが、その内包物の種類の多さには驚かされます。 さすがは「水晶に始まり水晶に終わる」といわれる天然石の王様ですね。 ということで只今スパイキーパサルが所持する面白い水晶内包物を徹底的に集結させました。 これは反則のお勧め度MAXでしょう。
では赤いセブンから順番に見ていきましょう。 どかんと目立つ赤い麟片結晶インクルージョンが見られるスーパーセブン。 ん?マダガスカル産?これはブラジルのエスプリトサントスではないのです。 そもそも何が「スーパーセブン」だかわからないですし、すでに産地も違えばスーパーセブンではないでしょう?と思いますが、とりあえずそれ以外に何と呼んでよいのかもわからないのでスーパーセブンと呼んでおきます。 こんなに大きく真っ赤なレピドクロサイトの麟片結晶が内包された水晶を他に見たことがありません。 私も初めて見た時は衝撃でした。 若干アメジストも帯びているでしょうか。 マダガスカル恐るべし。 お隣は模様のような緑泥が綺麗なヒマラヤ水晶。 スパイキーパサルのヒマラヤ水晶ビーズは言うまでも無く最強です。 そのお隣はスティブナイト(輝安鉱)入り水晶です。 スティブナイト入りといえば圧倒的に有名なのがルーマニア、次いでメキシコですが、チベットでも出るのですね。 スティブナイト入り水晶は基本的に水晶が白みがちなのでこれだけ透明度があることが質の高さなのです。 そのお隣は茶色の神秘インクルージョン。 これはヒマラヤ水晶の角閃石入りですが、この色は稀有ですね。 そしてまた模様タイプの緑泥石。 お隣には水晶の透明感が全くないクローライト玉です。 これも水晶かよっ。 そしてギンギンギラギラサマーな感じの爆裂タイチン系金ルチル、ブラジル産です。 眩しすぎるぜ黄金狂。 その隣は純正!?セブンちゃん。 こちらはブラジルのエスプリトサントス産。 何がセブンなのかという議論は受付なしで。 私もわかりません。 何しろ他に呼び名が無い。 非常に濃いアメジストの中に繊細なゲーサイトがたっぷり。 光に透かすと赤紫に浮かび上がるその姿は目を見張るものがあります。 綺麗すぎてありがとう。 お隣は今や手に入らないヒマラヤ水晶アクチノライト入り約11mm。 この内包のされ方も特徴的ですね。 お隣は再び登場、スティブナイト入り水晶。 相も変わらず透明度抜群のキャンパスにラメのようなスティブナイトが輝きます。 お隣出ました、ガーネットIN水晶、マダガスカル出身。 またしてもマダガスカル恐るべし。 オレンジ色のスペサルティンガーネットがうっすらスモーキーに内包されております。 さあ折り返し地点、お次はブラジル産プラチナクォーツ。 プラチナみたいな色合いなのでプラチナクォーツ(プラチナルチルという誤称も)と呼ばれるようになったのでしょう。 ブルッカイトの芯を中心にローリングブラシ状にプラチナ色の?ルチルが生成しているものです。 生成の際の温度変化で同質異像となったものです。 ローリングブラシが良く見えるものはかなりの良質だと思いますが、この玉はそういった意味では文句ないでしょう。 お隣はスパイキー自慢のヒマラヤ水晶緑泥石入り。 ちょっと虹が見えるのも可愛らしい所です。 虹もインクルージョンかって? 鉱物ではありませんが、それは捉える人次第。 そしてまた来たスーパーセブン。 こちらはグレードの落ちるものですが、だからといって悪いわけではありません。 水晶が靄で白んでおりますが、若干のアメジスト色が感じられ、内包物として繊細な赤色ゲーサイト、それに黒い点状の結晶はヘマタイトのようです。 お次はヒマラヤの誇るべき繊細角閃石の内包物。 非常に綺麗で上品な金属光沢を帯びた白色です。 これだけ個性のあるインクルの中でも一際輝いて見えるのは私だけでしょうか。 お隣もヒマラヤ水晶。 繊細な針金形状の角閃石にちょっとした散在緑泥が可愛らしいです。 またしてもセブンちゃん登場。 今度はスモーキーのボディに赤いレピクロと黒いヘマタイト(もしかするとこれもレピクロかも)が内包されているものです。 最近では各地でセブン的な水晶が産出しておりますが、スモーキーが混ざるのはエスプリトサントスだけだとか。 未確認情報ですが、確かにそう言われればそう思えます。 そのお隣、半年前に反響を呼んだクリソコラ入り水晶です。 最近出回るようになりましたが、これだけ濃厚なものは見たことがありますか? インクルマニアとしては抑えておきたい石ですね。 お隣クローライトのみのヒマラヤ水晶、そして最後は絶品アクチノライトのヒマラヤ水晶。 この網目状アクチノライトに活目セヨ。 ああ、長い。 誰か順番に玉を見ながら呼んでくれた方はいらっしゃるのでしょうか。 以上これにて一件落着です。 スゴすぎで中毒失神しちゃいましょう。
【 3つのマイナス要素 】
‐ヒマラヤ水晶にはドリル穴研磨のできていない玉もございます。
‐高額すぎて切れてしまって玉を失うとショックも大きいです。 まめにゴム紐交換をするか、コレクション用にしましょう。