希産イエロートルマリンキャッツ
腕回り:腕回り14cm~フリーサイズ
ワイヤーの長さ:ワイヤー直線(カニカンの中心部からアジャスターまで)18.0cm
重さ:23.3g
形状:天然ヒマラヤ産イエロー&グリーントルマリンキャッツアイ
ビーズ仕様:トルマリン玉サイズ各種x5、ヒマラヤ水晶8mm玉x8、ヒマラヤ水晶10mm玉x2
産地:マナン地区ナジェ鉱産もしくはサンクワサバ地区ヒャクレイ鉱産
スパイキーのお勧め度:★★★★
サイズ調整:不可
留め具:カニカン
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビよりその他ヒマラヤ系鉱物解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
またまた現地で古い業者の在庫を漁り、そして獲得してまいりました。 こちらは超希産!? かなり珍しいといえるイエローとグリーンのトルマリンキャッツアイです。 とある業者にて乱雑に原石チップが集められているような篭の中から選び出しました。 削らない限りは何の役にも立ちませんが、もはや削ることも考えないのかもしれません。 ということでスパイキーが復活させました。 削ってびっくり、まさかキャッツアイが見られるとは…。 がんばって撮ってみましたが、おわかり頂けるでしょうか? わかりやすいものは丸玉に一直線に光の線が走っているのが見られるかと思います(色々試した結果、黄色電球下で最もよく見えやすいようです。 お手に取った方は是非ともお試しください) これは明らかに繊維状組織の中に他の内包物が入り込んで、光を反射しているものです。 緑色のトルマリンキャッツはヒャクレイ鉱に置いて事例があり、私も度々見た事がありますが、正直なところヒマラヤ産においてイエローのトルマリンにキャッツアイ効果が現れているものは見た事がございません。 しかし削っている本人もこれがキャッツである事に気が付かなかったのでしょう。 光がドリル穴に対して縦になったり横になったり、斜めになったり…これはご愛嬌と捉えるしか無いですね。
まず前提ですが、こちらは古い鉱山で採れた原石(それこそ15年20年前のものです)を古い業者が持っていたものですのでマナン・ヒャクレイ・ファクアのトルマリンがごっちゃになっていたという事です。 1)黄色いトルマリンで宝石質のもの多くはかつてマナンから来ておりました。 2)緑色のトルマリンキャッツは私の知り得る限りではヒャクレイ産でした。 3)黄色とピンクが混ざるタイプのものはファクアでも採れます。 3つの事柄を考えますと、今回の玉は黄色+緑でキャッツが入るタイプですので、、、どこにも採掘地として可能性があります。 黄色の美しいものを見るとマナン産が浮かびますが、すべての色が採れ、キャッツの産出が確認されているヒャクレイが最有力ではないか、と私は考えております。 調べようが無いのでご了承ください。
長い前提をさておき、このトルマリンの美しい事。 中央から次の両隣の黄色いトルマリンは12mmの大物であり、優しい黄色であり、両方とも肉眼でキャッツ線が確認できます。 このブレスの中でもっとも美しい2トップです。 中央の玉はなんと13mmにして部分的に見事なキャッツアイが現れます。 こちらは緑が強く、全体的には黄緑にみえます。 後ろ側の小玉(小玉とはいえ8.5-9mm)もキャッツアイ効果が確認でき、若干のクラックや不純物も見られますが透明度はなかなかのもの。 これら13mmから8mmのトルマリン5玉だけで、12.6gございます。 そりゃ、高くなっちゃいますよ。
お茶目ですが個性的、ヒマラヤらしく派手過ぎない素晴らしい黄色ではないかと思います。 久々にシルバーを咬ませたりして遊び心を出してみました。 今後削れることも無いでしょうから、世界にオンリーワンな石&ブレスが欲しい方は奮発して下さい。
【 3つのマイナス要素 】
‐ワイヤー仕様ですので、非常に切れにくいですが、切れてしまう場合もございます。
‐カニカンは慣れるまで着けにくいですが、ゴムを利用する等で工夫して早く慣れて下さい。
‐ヒマラヤ産は間違いありませんが、鉱山が特定できません。