黒の閃光
サイズ:ナーガ銀縄下より 6.9cm
重さ:21.8g
特徴:ショールトルマリン原石、雲母や曹長石、石英の付着
産地:タプレジュン地区カンチェンジュンガ山イカブサンサブ周辺産
銀タイプ:ダブルナーガ
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビよりその他ヒマラヤ系鉱物解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
出ました、黒の衝撃。 これがカンチェンジュンガのショールトルマリンだ、と主張せんばかりの大迫力です。 ショールトルマリンは世界各地で産出し(ネパールのヒマラヤではカンチェンジュンガのみ)、黒い色からもアクセサリーとしての人気はイマイチかもしれません。 しかしヒマラヤ・カンチェンジュンガ産は違います。 形状の美しさと艶やかな照り感は他と一線を画するほどに孤高の存在ではないかと思います。 産出量が激減してしまったのか、何かのトラブルなのかは調査中ですがカンチェンジュンガのショールトルマリンも最近あまりカトマンズに届かないのが気になるところです。 「黒」と「閃光」が結びつかないような気もしますが、これを見て頂ければわかります。 繊維質状にくっきり浮かぶ縦組織が光を反射すると閃光のように光が流れるのです。 それこそ雷のような衝撃といえば良いでしょうか。 これも表面の形状の美しさと、素晴らしい照り艶あってこそ見られるものでしょう。 それを写真ではお伝えしきれていないのが悔やまれるところです。 大迫力には大迫力のダブルナーガで勝負です。 身に着ければかなり格好良いと思います。
※ヒマラヤ産トルマリンにはグレード表記を設けておりません。 トルマリンといえども、その種類が多すぎで一括にグレード表記できないことと、最も良質を産した伝説の鉱山ヒャクレイがすでに閉山であるため、グレードが意味を成しません。
【 3つのマイナス要素 】
‐ナーガ部分の一部に研磨剤の付着(赤色)が見られますが、そのうち取れます。
‐付着している鉱物は剥離しやすいのでご注意ください。