夕暮れサンセット
サイズ: バチカン下より 2.1cm
重さ: 4.3g(サンストーン1.4g)
形状: 天然サンストーンカボションカット、麟鉄鉱。虹
産地: 南インド・タミルナドゥール州産
銀タイプ: ジャリ(透かし彫り)
スパイキーのお勧め度: ★★★★
サンストーン質: ☆☆☆☆★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビよりレア石の解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
あっちが月ならこっちは太陽だ。 こちらはサンストーン。 001番のムーンストーン同様に実はサンストーンという名の鉱物はございません。 サンストーン(和名日長石)とは長石の中でもアベンチュレッセンス(内包物によりキラキラと輝く光学効果)を示す複数の長石種を示した宝石名です。 キラキラを生みだす原因は多くがレピドクロサイト(麟鉄鉱)ですが、稀にラブラドライト中の銅の内包物がアベンチュレッセンスを示すこともあるのだとか。
さて、こちらのサンストーン。 なんて事でしょう。 なんと大きなレピドクロサイト・麟鉄鉱でしょうか。 こんなにスパンクル(キラキラ)が大きいものがあるでしょうか。 驚きですね。 このサンストーンはオリゴクレース(灰曹長石)に麟鉄鉱が煌いているものです。 まるでセブンのファイヤクォーツのようだって? その通りです。 ボディが石英であればファイヤクォーツになります。
その煌きはまさに沈まぬ夕暮れの太陽のよう。 オレンジを帯びたその光は眩いばかりの輝きを放ち、所々から虹のプリズムも見られます。 サンストーンはそこまで高くないイメージがあると思いますが、このくらい質が良いものは当然のように安くは無いのです。 「質が良い」とはボディ(長石自体)の透明度が高く、はっきりとした大きな麟片(レピドクロサイト)が見られるものではないでしょうか。 このクオリティのサンストーンはひとつだけしか無いのです。 個人的にはなかなかのめっけ物だと思っております。
【 3つのマイナス要素 】
‐サンストーンは比較的脆いですから、大きな衝撃にはお気を付け下さい。