誰ですか、水晶の中に絵を描いたのは?
サイズ: バチカン下より 1.9cm
重さ: 5.4g(デンドリッククォーツ2.5g)
形状: 天然デンドリッククォーツカボションカット加工、水酸化マンガンもしくは水酸化鉄の後生内包物
産地: ブラジル・ミナスジェライス州産
銀タイプ: ジャリ(透かし彫り)
スパイキーのお勧め度: ★★★
デンドリッククォーツ質: ☆☆☆☆★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビよりレア石の解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
これ描いたでしょ?と思わず疑ってしまいたくなりますがこちらは自然の芸術家の作品。 日本名忍石とも言います。 こちらのシダ植物や樹木のような内包物も実は内包物の一種。 石のクラックに浸透して沈殿した水酸化鉄や水酸化マンガンの後生インクルージョンなのです。 このような内包物をもった水晶をデンドライトやデンドリッククォーツといいますが、単純に中の植物状内包物が美しければ美しいほど良しとされ、それが想像を掻き立てる様な風景のように見えればなお良し、水晶の透明度が高いほど良いのは当然のこととなります。
やっぱり描きましたよ。 いや誰がって? そりゃ水晶の妖精に決まっているでしょ。 デンドライトは本当に面白いですよ。 水晶の中に水墨画が見える、まさに魔法です。 これぞシダ系植物と言わんばかりのシダ植物が中に見えます。 こんな繊細なタッチで描けるなんて天才ですね。 水晶自体にやや靄が掛かっている部分がございますが、それがまた朝霧のように見えて想像心を掻き立ててくれます。 スクエアなのもお洒落ではないでしょうか。 うーん、これだからインクルージョンは辞められません。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立つマイナス点は特にございません。