大胆不敵なスペクトル
サイズ: バチカン下より 2.4cm
重さ: 5.0g(スペクトロライト2.2g)
形状: 天然ラブラドライト(スペクトロライトと呼ばれる)カット加工
産地: フィンランド共和国・ユレマ地域(Ylamaa)産
銀タイプ: ジャリ(透かし彫り)
スパイキーのお勧め度: ★★★
スペクトロライト質: ☆☆☆☆★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビよりレア石の解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
何だかラブラドライト系の石がレア石ペンダントのコーナーで幅を利かせるようになってきましたが…まあいいでしょう。 これは「スペクトロライト」ってやつです。 スペクトロライトはラブラドライトです。 じゃあややこしい名前付けるなよ、と思いますよね。 それも石の世界です。 フィンランドのユレマで産するラブラドライトは背景色の黒が強い上、特別に虹のスペクトルが強く、他のラブラドライトとは一線を画するほどだったので、ユレマ産のラブラドライトのみをスペクトロライトSpectroliteと呼ぶようになりました。 その美しさはまるでフィンランドの空に浮かぶノーザンライト(オーロラ)のよう。 一説ではスペクトロライトは第2次大戦下の1941年にフィンランドが東側にバリケードを作っている際に偶然に見つかったのだとか。 その後50年代から採掘が本格化し、今も産出が続いているのです。
普段はね、ただ黒光りしているのですよ。 艶やかで照り返しのあるブラックです。 しかし太陽光をあてると…おおおお。 大胆不敵な笑みを浮かべるかのごときスペクトルが登場します。 これこそ玉虫色というのですかね。 グリーンとオレンジが強い虹の反射になります。 黒いボディに突如浮かび上がるので驚きますよね。 太陽光に反射させた写真をご覧下さい。 見事なキャッツアイも見られます。 この光の筋はフィンランド産のラブラドライト、つまりスペクトロライトに顕著な特徴ですよね。 とにかく反射が強くて艶やかです。 このスペクトロライト、とても見応えがあります。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立つマイナス点は特にありません。