キンキラキンにさりげなく
サイズ: 10mm玉
重さ: 1.7g
特徴: 金ルチル(金紅石)入り
産地: ブラジル・バイア州産
【 スパイキー解説 】
え?ん?あれ?デュモルチェライトでなくて…ルチルじゃないですか! せっかくですので番外編出してみました。 ここ数年の供給不足と価格の高騰でもう諦めていましたけどね。 急に悪くないお値段で手に入りました(5年6年前とほぼ変わらないドル建て仕入れ値なのですが円安傾向の為替レートの為、かつてより2割ほど高くなっております)。 考えられる原因はまず中国での爆買いの鈍化です。ブームは去った感があります。それに恐らくまたブラジルの例の一大産地で産出が伸びだのではないかと。 値下がりしたわけではなく、異常な上昇が収まったといったところでしょうか。
見て下さいよ、この輝き。 もうグレードの説明も必要なさそうですが…ざっくりと念のため。 金ルチルも基本的には他のインクォーツと同様です。 内包物の多い水晶は濁ることが多いですから水晶自体が透明であることが重要です。 それに内包物の量、多ければ良いわけではないのですが、多いほど価値が上がる傾向にあります。 ルチルの中でも金色に限定するならば金色が濁り無い金色であることも重要です。 それと黒点不純物が少ないこと、ルチルの「束」になっている部分が露出しすぎていないこと(ビーズの場合)も確認しておきましょう。 ビーズの場合は、ルチルがまっすぐ綺麗に入っているとキャッツアイが見られますので、キャッツアイルチルなどと言われ重宝されます。 同様に放射線状に入れば太陽ルチルなどと呼ばれますが、小さなビーズの中で綺麗に放射線が見られることは難しいでしょう。
もはや番外編どころではない。 ええ、この金ルチル…尋常じゃないですよ。 ギンギラギンにではありません。 キンキラキンにさりげないのです。 いや、さりげなくない! さりげなくない金色ですよね。 ぎゅうぎゅうに詰まった金ルチルは光を反射すると見事なキャッツアイも見せてくれます。 さりげなくないほどに眩しいですね。