コバルトorインディゴ
【 スパイキー解説 】
インクルージョンファンの皆様、大変お待たせ致しました。 遂に噂の水晶インクルージョンが入荷です。 もう遅いって? いえいえ、良い物は常に少ない物なのです。 最高質こそがスパイキーパサルの答えです。 ではデュモルチェライト入り水晶の解説はメルマガで記載した物を掻い摘まんで転記致します。
デュモルチェライト(和名デュモルチェ石)自体は決して珍しい物ではありません。今回世界の鉱物収集家を驚かせたのは、それが水晶と共生しており美しいブルーのインクルージョンとして水晶内部に存在していたからです。 水晶との共生はブラジルのバイア州のとある鉱山でのみ採掘され、現在のところ産出量も非常に少なく、今後も大きな産出は見込まれておりません。 基本的なグレード基準は他のインクルージョン水晶と大差ありません。 単純に綺麗であれば良いわけですが綺麗の条件は大まかに、1)水晶自体の透明感、
2)内包状態の美しさ、3)内包物の量と色、4)不純物の有無、になります。 つまり水晶自体に濁りやクラックが少なく、透明であること、内包物の色彩が鮮明で形状が美しいことです。 芝生状や針状のもので、鮮やかなインディゴブルーやコバルトブルーの内包物はまさに目を奪われる美しさです。 反対にグレーがかっっていたり、色が濁っている物は質が落ちるといえるでしょう。 稀にルチルが一緒に内包されていることがあり、ブルーとイエローのコントラストを見せてくれる物もございます。 これからある程度の量のデュモルチェライト入り水晶が市場に出回ります。 検索してそれらと比べてみるのが早いでしょう。 ちなみに削った業者曰く、最高質は全体の僅か3%だったとのことです。 皆様がお持ちのビーズはその3%ですか。
透明と白とコバルトブルーとインディゴブルーの世界、それがデュモルチェライトインクォーツです。 もやもやもわもわとした内包物はよく見ると細かく毛並みが揃っており、芝生のように見えるのも特徴的です。 それが模様のように濃淡があるのもまた綺麗なものですね。 こういう色って何色というのでしょう。 コバルトブルー?インディゴルブルー?その中間? 最後までわかりませんでした。 ひとまず玉を押さえるときは「ペア」ですよ。 それのほうが後々どのようなデザインにでも対応しやすいです。