鮮烈真紅ルビー
サイズ: バチカン下より2.0cm
重さ: 4.1g(ルビーサファイア0.9g)
形状: 天然ルビーサファイア(コランダム)カット加工
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール産ラパ地域ルニール鉱産
銀細工:シンプルワイヤー
スパイキーのお勧め度:★★★★★
※ルビーサファイアに関する記述は左側ナビよりその他ヒマラヤ産天然石の解説にございます。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め★についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
今や私の中でも伝説となりつつあるガネーシュヒマールのルビーサファイア。 すでに採掘がほとんど行われていない為、市場にあるものはストックものであり、質の良いものの入手は年々困難になってきております。 しかし今回(2014年)何故突然出て来たか。 やはり今も細々と掘っているようですね。 鉱夫達は定期的にルニールからチュマールに渡る地域を散策しており、時に表面採集して少しだけ持ち帰ることがあるようです。 2014年9月の仕入れの際にこのカボションを削った原石をツイッターにも掲載しましたね。 最近採集されたものになります。 もう何年も中国資本が入るだのダイナマイトで深くまで掘るだの噂はありますが…今のところそのようなことにはなっておりません。 相変わらず希産な状況が続いております。
で、稀にこのような真紅のルビーが産出することもあるのです。 驚くほど赤いですよね。 残念ながら宝石質と言える透明度は無いのですが、この赤は鮮明です。 それでもビルマの赤の様な赤ではなく、赤紫寄りの赤なのがガネーシュヒマール産らしいです。 もちろんこのような赤のタイプは現地でも高額で取引されます。 赤いものほど青いサファイア部分が少ない傾向にあるのは、やはり青いゾーニングが多いほど周りの赤にも混ざるという事なのでしょうか。 眩しいほどに鮮烈真紅なルビーにはシンプルな銀細工を合わせてみました。 シルバーに鮮烈ルビーが映え渡りますね。 ええ、自信を持ってお勧め度MAXです。 高いですけど、覚悟を決める価値は、、、たぶんあります。
※ルビーサファイアにはグレード表記を設けておりません。 現在の産出がほとんど無いということと、グレードを分けるほど多くの質のものがすでに残っていないということです。 良質になるほど透明度と透過性が増し、内部にクラックやにごりがありません。 色鮮やかで発色が良いもの、カラーゾーニング(赤色と青色)がはっきりしていることも重要な条件です。 宝石質のものは80年代にファセットカットされ、ほとんどのものがヨーロッパへ流出しました。 宝石として質が下がるにつれて透明度と透過性が無くなり、鮮やかな色からくすんだ色合いになります。
【 3つのマイナス要素 】
‐下部にクラックが走っております。 そこから割れてしまう事は無いと思いますが大きな衝撃には気を付けて下さい。